タングステン電極棒

抜群のアークスタート性・耐久性・寿命!!
多種多様なテストの結果選び抜いた最高品質のタングステン

タングステンはTIG溶接において非消耗電極として使われますが、温度が高くなるにつれ徐々に先端は溶融し形状が変化してしまいます。

セリウム、ランタン、ジルコニウムなどの酸化物は電極先端部の温度を低く保つ働きをするため、先端の溶融を抑え、形状をより長く保つことができます。先端が溶融してしまうと、酸化物は供給されなくなってしまい再スタート性・アーク安定性に悪影響を及ぼすだけでなく、タングステンの母材中への混入など溶接欠陥の原因となります。

この酸化物の移動、蒸発消失がスムーズに行われる様、タングステンの粒子はできるだけ細かく、大きさが均一である必要があります。また溶接時に一定量の酸化物が電極先端部へ供給される様、酸化物の大きさもまた小さく、均一分散されていなければなりません。

高い基準を全てクリアしたプレミアム・タングステンは、抜群のアークスタート性・安定性・電極寿命を持っています。

タングステン電極棒

トリウム入りタングステンは微量の放射性物質を含んでいます。トリウム入りタングステンの代わりにセリウム入り、ランタン入り、レア・アースタングステンを使用してください。

2.0% セリウム入り

直流溶接に最適。交流溶接にも使用可能。低電流でのアークスタート性に優れ、電極消耗もトリウム入りタングステンに比べ少ない。(トリウム入りタングステンの代替品として)

2.0% ランタン入り

直流溶接に最適。アークスタート性・安定性にとても優れ、電極消耗が最も少ない。(トリウム入りタングステンの代替品として)

レア・アース

何種類もの酸化物を混合することにより、直流・交 流溶接のどちらにも最も優れたアークスタート性・安定性を実現。

純タングステン

何種類もの酸化物を混合することにより、直流・交 流溶接のどちらにも最も優れたアークスタート性・安定性を実現。

サイズ 長さ 製品番号 電流 比率(%) 規格(ISO 6848:2004) 溶接母材
2.0% セリウム入り
1.0mm 175mm WC040X7 直流
交流インバータ
97.3% タングステン
1.80 〜 2.20% セリウム
0.5% その他
WCe 20 炭素鋼
スレンレス鋼
ニッケル合金
チタン
銅(アルミニウム、マグネシウム)
1.6mm 150mm WC116X6
2.4mm 75mm WC332X3
150mm WC332X6
3.2mm 150mm WC018X6
4.0mm 175mm WC532X7
2.0% ランタン入り
1.0mm 175mm WL2040X7 直流 97.3% タングステン
1.80 〜 2.20% ランタン
0.5% その他
WLa 20 炭素鋼
スレンレス鋼
ニッケル合金
チタン
1.6mm 150mm WL2116X6
2.4mm 150mm WL2332X6
3.2mm 150mm WL2018X6
4.0mm 175mm WL2532X7
レア・アース
1.6mm 150mm WG116X6 直流
交流インバータ
97.3% タングステン
セリウム、ランタン、イットリウム その他
WG 全て
2.4mm 150mm WG332X6
3.2mm 150mm WG018X6
純タングステン
1.6mm 175mm WP116X7 交流サイリスタ 99.5% タングステン
0.5% その他
WP アルムニウム
マグネシウム
2.4mm 175mm WP332X7
3.2mm 175mm WP018X7

ガスレンズコレットボディで高出力発揮!

 

正しい削り方

間違った削り方

タングステン研磨以外の用途で使用された砥石・グラインダーを使いますと、溶接の品質を損なう恐れがあります。
タングステンを研磨する際は専用の研磨機をご使用ください。